藤田真央プレイズ・モーツァルトwithオーケストラ・アンサンブル金沢

<藤田真央プレイズ・モーツァルトwithオーケストラ・アンサンブル金沢>

画像の説明

日時:2023年1月16日(月曜日)
時間:午後7時開演(午後6時15分開場)
場所:武蔵野市民文化会館 大ホール

演奏者:
藤田真央(ピアノ)
アレッサンドロ・ボナート(指揮)
オーケストラ・アンサンブル金沢

<プログラム>

W.A.モーツァルト:

〇 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467
〇 交響曲第40番 ト短調 K. 550

ー 休憩 ー

〇 ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K. 595

アンコール;
チャイコフスキー:6つの小品より「感傷的なワルツ」Op.51-6


プログラムによれば、演奏者の藤田真央さんは、2017年、弱冠18歳でクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。
2019年には、チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞しました。

最初に舞台の袖から登場したときは、ちょっと猫背でひょこひょこと歩く姿が印象的でした。
演奏スタイルもちょっと猫背で、ふとグレン・グールドを思い出しました。
年齢は20代前半ですが、いまだに少年の面影を残しています。

席は二階の左側でしたので、鍵盤を弾く手がよく見えて、その指の動きに目を奪われました。
その速さや柔らかなタッチだけでなく、腕・手・指すべての動きがとても柔らかでした。

演奏は、素晴らしかったですが、特に、第21番の第一楽章と第三楽章のカデンツァは、圧巻でした。
有名な二楽章は、本当に綺麗な曲ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=a9Yb1phP1nw
オーケストラ・アンサンブル金沢は、初めて聞きましたが、40番などはスッキリとまとまった良い演奏でした。

アンコールの「感傷的なワルツ」も、情感の籠もった泣かせる演奏でした。