象嵌(ぞうがん)二重丸皿と湯呑み

「象嵌二重丸皿」
画像の説明
(2020年5月15日撮影)

DATA:
粘土:赤土
釉薬:白化粧土・青化粧土・透明釉
焼成:電気還元
寸法:22cm x 22cm x 3.5cm

「湯呑み」
画像の説明
(2020年5月15日撮影)

DATA:
粘土:赤土:白土(上信楽)=1:1
釉薬:土灰釉
焼成:灯油還元
寸法:8cm x 8cm x 8.5cm, etc.

陶芸教室は、この新型コロナウィルス騒ぎで、3月から閉鎖されています。

今回ここに紹介する作品は、製作途中でしたが、釉薬がけから焼成まですべて先生にお願いしました。

さらに、緊急事態宣言を受けて自宅待機の折、今日わざわざ先生が自宅まで車で届けてくださいました。

感謝の一言です。

作品ですが、上の「象嵌二重丸皿」は、結構手間がかかりました。

象嵌という技法を初めて試しましたが、簡単に説明しますと、
まず、丸皿に墨で二重の線を描きます。

次に、中心に花印を、内側に斜め線を、外側に縦線と丸印をそれぞれ刻みます。

そして、中心と外側には白粘土、内側には青粘土の化粧土を塗り、乾かした後で化粧土を削ります。

刻んだ線の跡に化粧土が残ります。

素焼きした後、透明釉薬をかけ、電気還元で本焼きをしています。

この象嵌という技法は、気に入りましたので、これからもいろいろと試して見ようかと思っています。

次に下の「湯呑み」ですが、すべて電動ろくろを使用しています。

電動ろくろは面白いですが、結構粘土に対して力のいれ具合が難しいです。

また、ずっと同じ姿勢で案外疲れますね。

ところで、この湯呑みは、来月の母親の誕生日に贈り物として作ってみました。

たくさんできましたので、父と母に一つづつ、家内の母親に一つ、残りは我が家で使用するつもりです。

自分の作った物を人に贈るのは初めてのことで、気に入ってもらえればいいのですが、
よく、贈られたものの困っている人もいると聞きますので(笑い)。

この夏は、この新型コロナウィルス騒ぎで、父親から「田舎に帰って来るな」と厳命されていますので(笑い)、
まあ、帰省代わりにこの湯呑みを贈って、親孝行のまねごとにでもなれればいいかなと思っています。