タカーチ弦楽四重奏団

画像の説明

2019年9月27日(金) 午後7時開演
武蔵野市民文化会館 小ホール

出演
タカーチ弦楽四重奏団
エドワード・ドゥシンベル(ヴァイオリン:1993年)
ハルミ・ローデス(ヴァイオリン:2018年)
ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ:2005年)
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ:1975年)

<プログラム>

○ ハイドン:弦楽四重奏曲 第39番 ハ長調「鳥」 Op.33-3 Hob.III:39
https://www.youtube.com/watch?v=db8-fR9iCFw

○ ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調「アメリカ」 Op.96 B.179
https://www.youtube.com/watch?v=BdGCXEl6XfM

…休憩…

○ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番 ハ長調「ラズモフスキー第3番」Op.59-3
https://www.youtube.com/watch?v=s4Hgbx_C7Uk

アンコール
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 第3楽章インテルメッツォ
……
タカーチ弦楽四重奏団は、1975年にブタペストのフランツ・リスト音楽院で結成されました。

上記の演奏者の(ヴァイオリン:1993年)等は、演奏者がこの四重奏団に参加した年です。

従って、チェロのアンドラーシュ・フェイェール(チェロ:1975年)が、当初からの一員です。

タカーチ弦楽四重奏団は、現在、アメリカ、コロラド大学を拠点として活躍していますが、世界最高の弦楽四重奏団として世界中にその名を知られています。

カーネギーホールをはじめ、世界最高のホールに出演し、名門デッカからCDを発売する名カルテットで、なかでも、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のCDは、グラミー賞、グラモフォン賞等を獲得しています。

今日の演奏について、一人一人のテクニックは言うまでもありませんが、全体として1つの楽器となっているという印象でした。

ハイドンは、全体に(特に第2楽章)とても音色が柔らかく感じました。

「アメリカ」では、第2楽章冒頭のヴィオラの音が、女性ながら非常に力強くて驚きました。また、哀愁のあるメロディーは、いつ聞いても泣かせますね。

ベートーヴェンは、緊張感に満ちた、奇をてらうことなくオーソドックスな演奏という印象でした。

三曲とも、とても素晴らしい演奏でした。