松竹大歌舞伎 二代目松本白鸚 十代目松本幸四郎 襲名披露

画像の説明

2019年4月4日(木) 午後2時開演
武蔵野市民文化会館 大ホール

松竹大歌舞伎
松本幸四郎改め 二代目 松本白鴎
市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎 襲名披露

○ 口上

◯ 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

•加茂堤
菅原道真の娘と斎王親王の恋の話。
場面は、京都加茂川の堤。
桜丸(中村梅玉:従者)が主人(斎世親王)のために、菅原の道真の娘との逢い引きを手引きします。
これが、左大臣藤原時平より、道真が娘を親王に近づけて政治を我がものにしようとしているとされ、道真は大宰府に左遷されます。

•車引
主人公は、
松王丸(白鴎:左大臣藤原時平の従者)
梅王丸(幸四郎:菅原道真の従者)
桜丸(親王の従者)の三兄弟

左大臣藤原時平の車の前での、敵味方に別れた三兄弟の立ち回りです。
色々な見栄が面白く、また見事な様式美の舞台でした。
今回の出し物は、内容というよりは、舞台の華やかさが印象的でした。
また、イヤホン・ガイドが便利でした。

◯ 奴道成寺(やっこどうじょうじ)

道成寺物の一つ。
主役は白拍子花子、実は狂言師左近(幸四郎)。
長唄と常磐津に合わせて、華やかな踊りが繰り広げられました。
踊りは、3種類あり、最初は女性(白拍子花子)の能風、次に男性(狂言師左近)の踊り、最後に3つの仮面を使った踊りでした。
それぞれ、特徴のある素晴らしい踊りでした。