第32回月窓寺「吉祥寺薪能」

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第32回月窓寺「吉祥寺薪能」
2018年10月4日(木)
午後5:15開演
於:武蔵野市民文化会館

― 番組 ―

解説:中村雅之

○ 狂言 「蝸牛(かぎゅう)」
山伏:野村萬斎  太郎冠者:野村万作  主:内藤連

― 休憩 ―

○ 能 「恋重荷(こいのおもに)」
女御:浅見慈一  山科莊司(霊):浅見真州
臣下:宝生欣哉  従者:石田幸雄

<演目>

・狂言「蝸牛」
主人から長寿のために「蝸牛」(かたつむり)を取ってくるよう命じられた太郎冠者、頭は黒く、腰に貝をつけ、時折ツノを出すと教えられ森に出かけますが、そこには山伏がいて……。

・能「恋重荷」
山科莊司は、女御(高位の女官)の姿を見て恋に落ちますが、それを知った女御は、恋をする者に相応しい荷があるから、その荷をもって庭を何度も回れば、もう一度姿を見せても良いと言います。
しかし、荷はあまりに重く持ち上げることはできず、恨みを残して死んでしまいます。
女御はその話を臣下から聞いて、自分の仕打ちを悔やみ、荘司を憐れみますが、すると恨み死にした荘司の霊が現れ……。


あいにくの天候で、「薪能」は文化会館での「蝋燭能」になりました。
「薪能」は、初めてだったので、期待していたので残念でした。

ただ、会場で偶然あった常連の知り合いの話では、ステージとしては見やすくなったようです。

狂言は人間国宝の野村万作、そして息子の萬斎の芸を堪能しました。

能は、どうも眠くなってしまいます。
ただ、立ち振る舞いの美しさは、やはりなんともいえませんね。