アーナウド・サスマン ヴァイオリン・リサイタル
2017年12月11日(月) 19:00開演
武蔵野市民文化会館 小ホール
プログラム
○メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ へ長調(1838)
https://www.youtube.com/watch?v=dyryXP_qrB4
○ラヴェル:ツィガーヌ Op.76
https://www.youtube.com/watch?v=QAud7lp3Xi0
○ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」Op.47
https://www.youtube.com/watch?v=1SRHjSwuaRE
ー休憩ー
○フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
https://www.youtube.com/watch?v=6LcpbsZWW4g
○サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
https://www.youtube.com/watch?v=x5tQQ3hqleE
アンコール
クライスラー:愛の悲しみ
演奏者のサスマンは、プログラムによると、フランス・ストラスブール生まれ。パリ音楽学院で学んだ後ニューヨークに渡り、ジュリアード音楽院で、パールマンに才能を見いだされて研鑽を積んだとあります。
ピアノは、碓井俊樹。
東京芸術大学を経て、ザルツブルク・モーツアルテウム芸術大学で研鑽を積む。
簡単な演奏の印象を。
メンデルスゾーンは初めて聞く曲ですが、プログラムによると長男が生まれた幸福な時期に書かれた作品ということで、明るくて楽しく、幸福感に包まれたような曲でした。
ラヴェルは、後半の高速部のテクニックが圧巻でした。
ベートーベンは、曲も大きなスケールで熱演でした。
また、この曲の始まる前に、舞台で簡単なスピーチがありました。
フランクは、あまりに有名な曲ですが、生演奏で聞くとCDと違ってあらためて、曲のよさがわかります。冒頭のメロディなども美しいですね。
サン=サーンスでは、華麗なテクニックを披露してくれました。
ただ、普通ならフランクが演奏の最後に置かれるような気がするのですが、なぜサン=サーンスなのか、ふと疑問に感じました。
いずれにせよ、ヴァイオリンのテクニックについては、うんぬんできませんが、誠実な人柄が感じられる演奏でした。