ヴィクトリア・ムローヴァ with ジュネーヴ・カメラータ
ヴィクトリア・ムローヴァ
with ジュネーヴ・カメラータ
指揮: ディヴィッド・グレイルザマー
2018年6月10日(日)午後3時開演
武蔵野市民文化会館 大ホール
プログラム
○ アイヴズ: 答えのない質問
○ メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64★
https://www.youtube.com/watch?v=cC2xB96hA8c
アンコール:ミーシャ・ムローヴ・アバド「ブラジル」
- 休憩-
○ ジョナサン・ケレン:ガーシュウィン 《ポギーとベス》の主題による変奏曲◇
○ ベートーベン: 交響曲 第8番 へ長調 Op.93
★ヴァイオリン独奏: ヴィクトリア・ムローヴァ
◇チェロ独奏: イラ・ギボル
ヴィクトリア・ムローヴァは、1959年、モスクワ近郊生まれ。
数えてみれば59歳になるわけで、「いつのまにか」といった印象ですね。
でも、演奏技術はいうまでもなく、やはり舞台に登場すると華・オーラがありますね。
やはり、音も綺麗な音でしたね。
ただ、今回はメンデルスゾーンの1曲だけで終わったのが、残念でした。
アンコールは、ミーシャ・ムローヴ・アバド「ブラジル」という初めて聞く曲でした。
ジュネーブ・カメラータは、2013年に設立。
ジュネーブを本拠地に活動する若い世代のオーケストラです。
音楽監督が、1977年のイスラエル出身の指揮者・ピアニストであるディヴィッド・グレイルザマーです。
プログラムの最初のアイヴスの「答えのない質問」という曲は、約5分くらいの短い作品。
静かな祈りを捧げるような調べに、突如トランペットのソロが入り、それに木管群が応えるといった面白い曲でした。
今回は、曲としては個人的にはこの曲が一番楽しめました。
ジョナサン・ケレンの曲は、ジュネーヴカメラータのメンバーのイラ・ギボルのソロで、今回の演奏が日本初演とのこと。
《ポギーとベス》の主題はわかったものの、正直難解な曲でした。
最後のベートーベンの第8番は、やはりメンバーが少数なので、迫力に欠けていたのは否めませんでした。
全体にこじんまりとまとまっていたといった印象です。
逆に、細部がよくわかって面白い面もありましたが。