ロータス弦楽四重奏団

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ロータス弦楽四重奏団
ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲連続演奏会 第1回

2018年3月20日(火)午後7時開演
武蔵野市民文化会館 小ホール

小林幸子(第1ヴァイオリン)
マティアス・ノインドルフ(第2ヴァイオリン)
山崎智子(ヴィオラ)
齋藤千尋(チェロ)

プログラム

○ ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 Op.127

ー休憩ー

○ ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130

※ 第13番の初演時の終楽章「大フーガ」は長大難解で、最終的に別の終楽章と差し替えられました。

プログラムによると「大フーガ 変ロ長調 Op.133」(初演時の終楽章を別の作品として出版したもの)を、単独で演奏する予定でしたが、出演者の希望により、急遽第13番の終楽章としてオリジナルの形で演奏されました。
https://www.youtube.com/watch?v=pFFJCCt2x6I

アンコール:
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第13番 Allegro(後から差し替えられた終楽章)

※ 結局、第13番の新旧両方の終楽章を聴くことができました。


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ロータス弦楽四重奏団
ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲連続演奏会 第2回

2018年3月21日(水)午後2時開演
武蔵野市民文化会館 小ホール

プログラム

〇 メンデルスゾーン: 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13

ー休憩ー

〇 ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132

※ メンデルスゾーンの曲は、作曲当時、亡くなったばかりのベートーベンの後期カルテットに強いインスピレーションを受けて書かれ、あちこちにベートーベンの断片が引用されいるそうです(解説より)。

メンデルスゾーン18歳の時の曲で、ベートーベンに比べて、全体に明るく若々しい印象でした。
残念ながら、ベートーベンの断片は、あまりよくわかりませんでした。


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ロータス弦楽四重奏団
ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲連続演奏会 第3回

2018年3月21日(水)午後7時開演
武蔵野市民文化会館 小ホール

プログラム

○ ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調 Op.135

ー休憩ー

○ ベートーヴェン弦楽四重奏曲 第14番 ハ短調 Op.131
https://www.youtube.com/watch?v=jJP0-uvIatI

※ ベートーヴェン弦楽四重奏曲の最後の第16番は、どちらかというと明るい感じの演奏。

第14番は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の中でも最高傑作といわれているように、この連続演奏会の最後にふさわしい充実した演奏でした。

ワーグナーは、第一楽章の悲痛なフーガを指して「恐らく、かって書かれた最も哀愁に満ちた作品」「世界中の哀しみの上をただよう」と述べたといわれています(解説より)。

私としても、今回の連続演奏会の中で、第14番が一番面白く聴くことができました。


プログラムによると、ロータス弦楽四重奏団は、1992年に結成され、95年にドイツ・シュトゥットガルト音楽大学に入学、メロス弦楽四重奏団に師事。

2005年からは、シュトゥットガルト四重奏団の第1ヴァイオリン奏者を長く務めたマティアス・ノインドルフが第2ヴォイオリンとして加入しています。

現在、ドイツを本拠とする国際的な常設弦楽四重奏団として、20年以上のキャリアを誇っているとのことです。

やはり、その長いキャリアのせいか、演奏は息が合って、よくまとまっているという印象を受けました。