クァルテット・ベルリン・東京
2018年2月4日(日):3時開演
武蔵野市民文化会館 小ホール
第1ヴァイオリン 守屋剛
第2ヴァイオリン ディミトリ・パヴロフ
ヴィオラ ケヴィン・ドライバー
チェロ 松本瑠衣子
2011年、武生国際音楽祭出演を機に結成。
2012年、ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門にて、特別賞を受賞。
ヨーロッパ各地で、またベルリン十字教会のレジデンスとしても活動。
年齢は不詳ですが、四重奏団としては若い印象を受けました。
プログラム:
ハイドン: 弦楽四重奏曲 第79番 Op.76-5「ラルゴ」
バルトーク: 弦楽四重奏曲 第1番 Op.7
ー 休憩 ー
ブラームス: 弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.51-2
アンコール
モーツアルト:弦楽四重奏曲 第19番 「不協和音」 K.465 〜終楽章
ハイドンのタイトル「ラルゴ」は、2楽章のラルゴから来ていますが、とてももの悲しく美しい曲でした。
今まで、ハイドンに関しては「モーツァルトを準備した人」ぐらいにしか認識していませんでしたが、楽想の美しさなどあらためてその才能を感じました。
バルトークは、解説によると第一楽章は「葬送曲」である、と自ら手紙に書いているようですが、暗く重い曲でした。特に、ハイドンの後では余計難解な曲に感じました。
ブラームスは、前回の「アトリウム弦楽四重奏団」に比べて、年代的に若いせいか(?)全体に躍動的で力強い印象を受けました。
余談ですが、演奏者の配置は、通常と違って、左から第1ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、第2ヴァイオリンとなっていて、第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの掛け合いの部分などが、ステレオで聞こえてきました。